経済産業省では2022年度「未来の教室」実証事業において「『未来のブカツビジョン』の実現に関するテーマ」を設置して7~8月に公募。次が採択されている。
▼茨城県つくば市「つくば市での学校施設を活用した収益事業を軸にした部活動の地域移行モデル」エンボス企画(左記事参照)
▼沖縄県うるま市「学校部活動の地域移行化による地域スポーツクラブの確立及び自立化に向けた持続可能な運営体制の創出」スポーツデータバンク沖縄
▼北海道浦幌町「浦幌町から発展する子どものスポーツ環境を核とした地域の持続可能な価値循環モデル」一社・A―bank北海道
▼埼玉県さいたま市「(仮称)さいたま市地域部活動統括団体」による部活動指導者派遣モデルの創出事業」(一社)さいたまスポーツコミッション
▼大阪府大阪市・京都府京都市「大規模自治体における地域資源・ネットワークを活用した部活動地域移行のモデル形成・検証」学校法人大阪成蹊学園
▼山口県美祢市「中山間地域における部活動地域移行~『部活動MaaS』による持続可能な地域移行モデルの検証」YMFG ZONEプラニング
▼大阪府「地域移行における課題解決を目指したツールの導入効果検証」First Penguins
▼北海道岩見沢市「広域下における地域部活動導入のための、拠点校化に伴う移動問題に関する個別論点F/S事業」北海道教育大学
▼愛知県半田市「総合型地域スポーツクラブから『未来のブカツ』へ―部活動地域移行がもたらす『新しい放課後ビジョン(休日を含めた)』の検討」NPO法人ソシオ成岩スポーツクラブ
▼東京都日野市・大阪府箕面市「企業・チーム等とのパートナーシップによる新たな受け皿の創設と持続的な運営手法の調査事業」スポーツデータバンク
茨城県つくば市では経産省事業により9月1日からの無料体験期間を経て、10月1日より「受益者負担による部活動地域移行」の実証実験がスタートしている。
本事業ではエンボス企画がつくば市教育局、みどりの学園義務教育学校(以下、みどりの学園)と連携し、みどりの学園の12種目の部活動地域移行の受け皿創出に向け、平日1日と週末の活動をチェーロスポーツクラブが主管する“みどりのスポーツ&カルチャークラブ(以下、みどりのSCC)”で実施。10月1日時点で、小中学生合わせて136名がみどりのSCCへ加入している。みどりのSCCの参加費は受益者負担(3850円/月)。但し経済的な理由などで支払いが難しい家庭については、一定の条件を満たす場合に無償とする。みどりのSCCにおける受益者負担を軽減するべく、学校施設を利用した小学生向けスクール活動(収益事業)も行う(6600円/月)。各部活動の指導者は関係各所と連携し、全種目専門知識を有する方を招聘。現在の対象部活動は次。▼サッカー▼バスケットボール▼陸上▼テニス▼野球▼バレーボール▼卓球▼剣道▼吹奏楽
エンボス企画では本事業を支援するパートナー企業を引き続き募集中。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年11月7日号掲載
