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教育ICT

GIGA端末を活かす!教員研修・授業活用「⑮児童生徒1人2台の端末環境で家庭学習を充実~宮崎県西米良村」中村学園大学教育学部 山本朋弘教授

2022年9月5日
連載
児童生徒1人につき学校1台・家庭1台の情報端末を配備している

児童生徒1人につき学校1台・家庭1台の情報端末を配備している

宮崎県西米良村(古川信夫教育長)は、山間地の少人数の利点を活かし、個に応じたICT活用を長く展開している。2021年度から、児童生徒1人に対して、2台の情報端末を整備した。1台は学校で、もう1台は家庭で使用する。これらの充実した環境によって、学校と家庭で主体的な学びを連携させ、児童生徒の情報活用能力を育成するとともに、家庭学習の充実に努めている。

インターネット環境のない家庭にも配慮した。西米良村が、家庭用ルータ及び通信料を負担している。テレビ会議システムを日常的に活用できる家庭環境を実現することで、今後の新型コロナウイルス感染拡大防止だけでなく、大雨や土砂災害、インフルエンザウイルス感染拡大防止などの万一の臨時休業における児童生徒の学びの保障体制を整備した。クラウド(Google Workspace)を通して、学校と家庭の学習をつなぎ、学びの質を向上させている。

さらに、社会教育の中でSTEAM教育にも取り組んでおり、外部人材不足の山間地域の課題を克服している。放課後に開催する子供教室で、村教育長が講師となり、毎週、小学生を対象としたプログラミング教室を実施している。山間地であるため、学習塾がなく、村教委主催で中学生徒を対象としたオンライン塾を実施している。

西米良村では、少人数での指導のメリットを最大限に活かしたICT教育が進められている。このことが高く評価されて、西米良村教委は、日本教育工学協会(JAET)の「学校情報化先進地域」に宮崎県内で初めて認定されている。

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年9月5日号掲載

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