約1年前は、出川小学校、藤山台小学校、高森台中学校の取組が先行していたが、この1年間で全校の「日常化」が進んだ。現在は6校ともにクラウドと端末活用が「当たり前」に「なくてはならないツール」となっている。
6校の共通点は「教員業務のクラウド活用で便利さを実感したこと」「育むべき子供像を最初に共有したこと」の3点にある。
それに加えて今年度は、ICT支援員を週2回・各日3時間配備している。
昨年度までは統合型校務支援システムを中心とした学校支援システムやネットワーク回線の増強や管理等について、株式会社EDUCOMに保守点検・サポートを業務委託していたが、GIGA端末の活用支援が必要と考え、ICT支援員としての業務も追加委託し支援体制を強化した。
台数が多いため、不具合は日常的に起こる。設定変更で良いのか、修理が必要か等の依頼・相談については、窓口の一元化が出来ており、教職員にとっては迷うことなく利用できる体制になっている。
また、それまでは学校全体に必要な更新作業やカウント管理等の資料作成を市の情報部会の教員が中心になって行っていたが、ICT支援員に依頼できるようになり、各学校の運用も加味しながら春日井市としての端末活用を進めることができている。
次年度も継続する予定で、文部科学省の2021年度補正及び22年度予算「GIGAスクール運営支援センター整備事業」としての計上も視野に入れている。