児童生徒の情報端末1人1台活用を進めている熊本県高森町など3県6市町教育委員会は、端末のチャット機能によるいじめが原因で起こった東京都町田市小6児童の自殺が明らかになったことから、児童生徒及び保護者の情報安全・情報モラルに関する意識や態度の向上を目的として、特別授業を大学と連携してオンラインで行った。9月23~28日にWebアンケートを行い、授業は29・30日に各日30分間で実施。初日はパスワードの正しい管理、2日目はネットいじめについて取り扱った。授業は大学生もサポート。自身の体験も話した。授業後、ワークシートを元に家庭で児童と保護者が話し合い、Webアンケートで回答。希望する学校は、学校もしくは学校間連携で新聞をオンラインで制作する。
対象は小学校5・6年生。鹿児島県、熊本県、福岡県の希望する小学校・義務教育学校3県6市町12校・441名の児童が受講した。講師は中村学園大学教育学部の山本朋宏教授。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2021年10月4日号掲載