県の配備に加え、宮城第一高等学校では、2021年度の新入生に学校購入のタブレットPC(iPad)の購入を義務付け、家庭でも使用できるようにする。3月下旬には保護者向けに説明会を開催予定。同校では、県から配備されている教員用iPadと生徒全員のGSuiteアカウントの活用が始まっている。
県の高校としては初の学校情報化優良校として2020年度に認定され、SSH採択校でもある宮城仙台第三高等学校では、教員用タブレットPC(iPad)36台、生徒用41台を配備済で、校務や授業活用が始まっている。さらに1月末には、教育委員会より1学年分320台のiPadが配備されたところだ。
同校では職員連絡・会議等にOneNoteを活用。OneNoteは教員用で、生徒はアクセスできない運用だ。教員はOneNoteを確認すればその日の連絡事項や出張等で不在となる教員等をすべて確認できるようにした。職員会議でもOneNote上で資料を共有。ペーパーレス会議を行っている。
教員・生徒は県から配備されたGoogleアカウントを授業や部活動などで活用している。
テレビ会議アプリ(Zoom)による出前授業等も展開。2019年度は一部の教員の活用であったが、新型コロナウイルス感染症に伴う休校をきっかけにZoomの校内研修を行い、学級担任により、各クラスで遠隔ホームルームや面談をZoomで実施。入学式もZoomを活用して生徒と保護者のフロアを分けて行った。1月14日にはSSHの取組の一貫で、マレーシアのマラヤ大学とオンライン交流発表会を実施。東北大学の学生と共に練り上げた科学的英語のプレゼンテーションを披露した。▼詳細=https://sensan.myswan.ed.jp/ICT