リンクスインターナショナルは、ロンドンで教育向けコンピュータを開発するKanoと国内総代理店契約を締結し、8月より新しい教育向けWindows2in1PC「Kano PC」の販売を開始した。
これは、PCの基板やバッテリー、スピーカーなどの部品を自分で組み立て、コンピュータの仕組みを理解しながらプログラミングを始めとするSTEM学習を行うことができる新しいWindows2in1PCだ。完成したPCの裏側は透明で、PCの仕組みも一目瞭然だ。専用の学習アプリでコンピュータやプログラミングの基本的な知識を楽しく学べるようデザイン。イラスト付きブックレットも付属。
3種のアプリは、コンピュータの仕組みを学べるミニゲーム形式のアプリ「How Computers Work」、ブロックコーディングを学ぶことができる「Kano Code」、絵を描いたりゲーム制作を通してテキストコーディングを学べる「Make Art」。いずれも日本語対応済み。
PCは高さ約1メートル程度の落下テスト済(テスト詳細はWeb参照)。付属のカバースタンド兼キーボードはJIS配列に準拠。タイピング練習に活用できる。
Kanoは、2014年に組み立てて自作できる子供のためのコンピュータ「Kano Computer Kit」を発表し、海外のSTEM教育に大きな影響を与えており、2020年よりMicrosoftと提携している。画面11・6インチ・画面タッチに対応。本体サイズ287・5×194・0×35・6ミリ(キーボードカバー装着時)、重量約1・23キログラム(キーボードカバー装着時 約1・76キログラム)。Windows10 Pro及びIntelCeleronN4000 DualCore搭載。カメラ機能の装備も検討中。▼詳細=https://kano.links.co.jp
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年9月7日号掲載