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教育ICT

元気な小規模校を増やす!<8>「複式と単式の学級が遠隔授業」西之表市立現和小学校・安城小学校・伊関小学校

2020年2月3日
連載

西之表市立現和小学校・安城小学校・伊関小学校

複式学級と単式学級で遠隔交流

複式学級と単式学級で遠隔交流

種子島にある西之表市では、市内の複式学級と単式学級の間で遠隔教育を展開している。

現和小学校の5・6年生14名は、2学年合同の複式学級で学んでいる。複式学級とは、2つ以上の学年をまとめた学級のことで、地域や学校、学年の児童数によって複式学級となる学年がある。近隣の安城小学校は、5年生は不在で6年生1名が単式学級で学んでいる。この複式学級と単式学級で、テレビ会議を使った遠隔授業で学校どうしのつながりを深めている。修学旅行について新聞等にまとめる過程では、体験したことを紹介し合いながらそれぞれの学びを交流し合い、今後の生活に生かせる内容を幅広い視点から確認できるようにした。

1年国語で伊関小学校がクイズを作成し現和小学校が回答した

1年国語で伊関小学校がクイズを作成し現和小学校が回答した

低学年でも遠隔授業が行われている。国語の授業では、現和小学校の1・2年生6名と伊関小学校の1年生7名が合同学習を展開している。1年生教材「くちばし」を学習した後、教材文を基に伊関小学校の1年生がクイズを作成した。テレビ会議では、伊関小学校が作ったクイズに現和小学校の1年生が回答する活動を行った。普段の学級では体験できないコミュニケーションが生まれたようだ。

遠隔授業によってコミュニケーションが深まったのは子供たちだけでない。単式学級、複式学級の担任教員ともに、お互いの授業展開を交流することで刺激を受け、日頃の学習指導も充実してきている。少人数だからこそ個別学習が充実し、個に応じた指導を展開できる。遠隔授業によって他の学級とつながり、さらには、対面での交流学習も深まっているようで、児童のコミュニケーション力も向上している。

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年2月3日号掲載

元気な小規模校を増やす!鹿児島大学大学院 山本朋弘准教授

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