日本データパシフィックは、高等学校や中学校における情報の授業で担当の教員が無償で利用できる授業支援ファイルをリリースした。名古屋文理大学の山住富也教授が監修。
同社には、すでに全国の高等学校や中学校、教育センターなどから100件以上の利用申込がきている。
授業支援ファイルの種類は、「タッチタイプ入門」「情報モラル入門」「プログラミング入門」の3種類。各テーマについて、学習目的や学習のポイント等を20画面程度で説明する内容で、学習をはじめるタイミングで利用することを想定して作成した。教員が授業で手軽に利用できるようにパワーポイントデータで提供される。
「プログラミング入門」は解説用のPDFファイルも付属。プログラミングを学ぶことによって得られる、目標に向かって物事を細かく分解する能力、問題解決能力、論理的能力などの解説のほか、プログラミングのフローチャート(設計図)、Scratchによるプログラミング体験などを収録。
「タッチタイピング」は、基本姿勢やホームポジション、指の動かし方、タッチタイピング練習のコツなどを画面で解説。
「情報モラル入門」は、モラル不足により危険が増す詐欺などの被害、SNS上の炎上、意図しない事態の拡散、違法ダウンロードなどの説明やクイズなどを収録している。
授業支援ファイルの利用申込は、同社WEBから申し込むことができる。
▼申込=https://www.datapacific.co.jp/kknews19/
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2019年12月2日号掲載