学校の黒板サイズぴったりに写すことができる超短焦点プロジェクター「ワイード」が、文部科学省の「柴山・学びの革新プラン」で進めている遠隔授業に対応する。
従来、遠隔授業は2台の映像機器を用意する必要があるが、ワイードは、1台で2画面提示ができるので、別途モニターの用意や画面の切り替えなどが不要だ。ワイードソフトウェアから既存の外部サービス(Zoomを予定)にアクセスするだけで、遠隔授業が可能だ。2画面の大きさも任意に設定できる。EDIXで初披露。
2019年度は、江戸川区立中学校全教室や愛媛県立高等学校全校、全国の私立学校などICTに積極的な自治体や学校に採用された。タブレットPCなど機器と共に活用されており、累計台数は2000台を超えた。
黒板に投影した映像を切り替える、方眼紙やガイドなどを投影して書き込むなど、チョークのみではできない「板書」を可能にする黒板アプリ「Kocri(コクリ)が「16:6」に対応。黒板いっぱいに五線譜などを表示できる。黒板に投影した図形やPDFを見えやすくする白黒反転機能は、チョークで書き込みがしやすいと好評だ。「Kocri」はWindows版、iOS版合わせて6万3000ダウンロードを達成している。Windows版はペン機能も搭載。
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教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2019年9月9日号掲載