アルプスシステムインテグレーションは、情報漏えい対策シリーズ「InterSafe ILP」(以下、ILP)クラウド版の提供を開始した。文部科学省「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」推奨の「ファイル自動暗号化」や「媒体持ち出し時の暗号化」などのセキュリティ対策を実現する。
「ILP」シリーズのうち3つの機能「ファイル自動暗号化」「デバイス制御」「セキュリティUSBメモリ作成」をクラウド化。必要な時に必要な機能を追加することもできる。これにより管理サーバを導入・構築しなくても利用でき、運用管理の人的負荷を削減。情報セキュリティレベルも向上できる。
利用は、クライアントプログラムを端末にインストールするだけ。クライアントプログラムが単独で機能を提供しているので、万が一管理サーバやインターネットに障害が起きても業務を継続できる(一部制限あり)。
〇ファイルの自動暗号化(InterSafe FileProtection Cloud)=ファイル保存の際、自動的に暗号化。万が一、ファイルが外部に流出しても第三者はデータを解読できない。〇デバイス制御(InterSafe DeviceControl Cloud)=ネットワークやプリンター、外部メディア(端末、スマートフォン、タブレット、USBメモリなど)の利用・書き込みなどを制御。〇セキュリティUSBメモリ作成(InterSafe SecureDevice Cloud)=汎用USBメモリをセキュリティUSBメモリに変換できる。パスワード認証によるロック機能とメモリ領域の暗号化により、盗難・紛失対策にも有効。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2019年9月9日号掲載