ＮＥＣは、「エビデンスに基づいた教育の“３年後”の姿を体験できます」をテーマに、ＩＣＴ活用による新しい教育として、タブレットＰＣや電子黒板を使った様々な学習スタイルと、教員を支援する協働学習支援や採点支援などの各種ソリューションを提案する。また、新しい学びとして、英語学習のクラウドサービスやプログラミング学習などを紹介。さらに、全国のＮＥＣ販売店の導入事例を紹介するコーナーも設置。２０２０年度から始まる学習指導要領への対応に向けた新しいＩＣＴ活用を提案する。
タブレットＰＣ「ＶｅｒｓａＰｒｏ タイプＶＳ―４」は、防塵防滴１２・５型ワイド・タッチパネル・フルＨＤのタブレットＰＣだ。このモデルは省電力設計により、最大約１１時間のバッテリ駆動が可能だ。指によるタッチ操作入力に加え、付属のデジタイザーペンによる手書き入力に対応し、筆圧感知機能で自然な書き心地を実現。デジタイザーペンは約１５秒の充電で約９０分の利用が可能。着脱式キーボードは装着したまま画面側に閉じればそのまま液晶カバーとしても使うことができる。
さらに、無線ＬＡＮやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ(R)のほか、高速データ通信「ＬＴＥ」対応モジュールも搭載可能。これにより、通信環境が整備されている教室だけでなく、自宅や校外学習での使用など学習の幅が広がる。
セキュリティ強化のオプションとして、顔認証ＰＣセキュリティソフトウェアも追加できる。
ＡＩなどを用いた「協働学習支援ソリューション」では、授業における子供の発話や感情などを可視化。授業中の子供への効果的な働きかけ、次回以降の授業改善などに役立てることができる。さらにデジタル教科書・ドリル教材の閲覧・解答ログ（知識・技能の定着を測るデータ）、子供向けのアンケート調査（学びに向かう意識や学校生活の悩み等のデータ）などの学習ログを統合的に収集・分析して「エビデンスに基づく教育」を実現する。
無線不正侵入を検知・防御するＷＩＰＳ機能付き無線ＬＡＮアクセスポイント「ＮＡ１５００シリーズ」、ＮＥＣの顔認証ＡＩエンジンを採用した顔認証ＰＣセキュリティソフトウェア「ＮｅｏＦａｃｅＭｏｎｉｔｏｒ」や顔認証印刷など、教育現場の個人情報を守る仕組みも各種提供。
ブース内ステージでは、各種ミニセミナーも開催。ＮＥＣ社員のほか、パートナー企業や有識者が講演する。主な内容は以下。▼２０２０年の学びのスタイルを支援する協働学習支援ソリューション▼テスト採点の効率化ソリューション▼デジタル教科書／配信サービス▼ICT環境整備のポイントと、これからの大学入試に必要な情報リテラシー教育 ほか
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2019年6月10日号掲載
