文部科学省は平成31年度以降の中学校における英語調査において、3年に1回程度、中学校3年生を対象に、「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」4技能調査を行う。「話すこと」についてはPC等を活用した音声録音方式により調査を行う考えだ。具体的な調査方法については近日中に決定する。
本調査に先立ち、本年5月に公立中学校等の3年生約2万人(136校)に予備調査を実施。音声データ録音不具合135名、一部欠損(PCのスペック不足等)115名、PC故障もしくは音声入力機器の外れなどによる欠損20名、校内放送の不具合10校などが生じている。
予備調査実施にあたり、事前に検証用USBメモリによる環境確認を依頼していたが、一部の学校では事前検証が十分にされていなかったことが判明。事前の検証・準備を求めた。
実施日は平成31年4月18日(木)を予定。国語、数学各50分に加え、「聞くこと」「読むこと」「書くこと」全体で45分を予定。「話すこと」の所要時間は生徒1人あたり10~15分程度(準備5~10分含む)。同一学級の生徒を一斉に調査でき、調査対象学年の生徒全員が3単位時間以内で調査できるように設計する。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年10月1日号掲載