3月24日、北海道奥尻高等学校は2019年度離任式をオンラインで行った。当日は、60人余りの生徒がオンライン離任式に参加し、離任する教員とのグループミーティングも実施。一斉で実施するものとは一味違う、あたたかな離任式となった。
遠隔システムはZoomを活用。
当日は、60人余りの生徒が自宅のPCまたはスマートフォンで指定されたURLにアクセスしてオンライン離任式に参加した。自宅外からアクセスしている生徒や、家族と参加している生徒もいる。
Zoomは、PCであればWebブラウザで視聴でき、スマートフォンであればアプリをダウンロードして参加できる遠隔会議システムだ。
Zoomの画面には、学校体育館の檀上と生徒の顔が見える。離任する4人の先生は1人ずつ離任のあいさつ。
「遠隔離任式と聞いて、当初は想像つかなかったが、意外と感動している。やりがいのある高校だった」「こんなことがすぐにできる学校はなかなかない。奥尻高校の力はすごい。これからもっともっと面白いことが始まる」「チャンスがたくさんある高校だ」と、生徒に思いを伝えた。
あいさつが終わった後は、10人程度がグループになってブレイクアウトルームに移動。音声をオンにして1人ひとりの教員が各グループに順番に参加して、生徒の顔を見ながら声をかけ、会話を楽しむひとときだ。教員の言葉に涙ぐむ生徒もいる。
次に全体に戻り、離任する教員に贈るために生徒会がサプライズで用意した「Web寄せ書き」を披露。
画面いっぱいに書かれた生徒の言葉に、「すごい!」「これはいいね!楽しみ」と声をあげていた。
離任する教員は手を振って退場。生徒はぞれぞれの場所から手を振って見送った。
「Web寄せ書き」は協働学習ツールschoolTaktを使ったもの。コードタクトでは、schoolTakt未導入の学校に対して5月末まで無償提供している。詳細はこちら