文部科学省調査では2023年度中に新増設された公立学校施設の7割、整備改修された施設の6割近くが、木造・内装木質使用だった。全学校施設の木造施設数は3万744棟となり、全体の8.5%だった(2023年5月現在)。児童・生徒の情操面の影響や環境教育の教材となることから、校舎などの木造化・木質化が推奨されている。
ルポウッドの部材。カラーは落ち着いたチャコールブラウン、自然な肌合いのサンドブラウンの2色から、設置場所や周囲の環境に合わせて選べる
幼稚園や小中学校、高等学校などの教育施設の中庭や渡り廊下で、耐久性の高い人工木デッキ材「ルポウッド」(セイキ販売)の採用が増えている。同製品は、再生材料を使用したもので、環境に配慮したエコマーク商品。木ならではの自然な風合いを再現しながらも、天然木にはない高い耐候性と耐腐朽性を持ち合わせている。経年による変色や色あせ、シロアリなどの食害にも強い。同製品は従来の天然木の場合に必要となる2~3年に一度の防腐処理等のメンテナンスが不要。表面にリブ加工を施し、汚れやキズが目立ちにくい仕上げ。
同種の中空タイプデッキ材と異なり、同製品は無垢材のためR加工や斜めカットなどが可能。デッキの形状を自由にできるのも採用の多い理由だ。カラーは、ナチュラルで温かみのあるサンドブラウンと、重厚感があり落ち着いた印象を与えるチャコールブラウンの2色。ラインナップには同素材を使用したデッキフェンスやルーバー格子などもそろい、エクステリアのトータルコーディネイトも可能だ。
学校施設への施工例(東京・サレジアン国際学園中学校高等学校)
▼問合せ=セイキ販売㈱042・433・9881
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年4月21日号掲載