近年では多発している自然災害だが、学校体育館は災害時の地域住民の避難先としても重要な施設となる。避難所の指定を受けている公立学校数は約3万校で全体学校数の91.5％に上る（2022年12月現在、文科省調査）。さらに学校体育館は、児童生徒が体育の授業や学校行事・集会等の特別活動、部活動等で使用するだけでなく、保護者・PTAや地域の社会体育の場としての役割も担っている。学びの場である教室と同じに健康的で安全・快適な環境であることが求められる。
館内に設置した給気ユニットは防護マット仕様で衝突しても安心
体育館向け空調機｢フレッシュクール｣(日本ピーマック㈱)は、外気を取り込み冷やした空気を館内に供給する仕組みで、冷暖房の両方式を実現し、空調と換気が同時に可能で窓開けによる換気が不要となり、ゴミや砂ぼこり、虫等の侵入を防ぐことができる。
空調機の本体は基本的に屋外設置なので、騒音の原因となる圧縮機と送風機は館内に配置されないため、体育館内側には空調機の音は伝わらず、式典や試合でも騒音を気にすることなく活動に集中することができる。
空調機本体は取付け簡単な外置き
体育館内の給気ユニットはラウンドデザインを採用し、壁面に調和して圧迫感がなく、また床から2㍍以下には防護マットとして使われるレザークッションを採用。冷房時の吹出し口は無数の小さな孔になっており低速で冷風を吹き出すので、風の影響を受けやすい卓球やバドミントンなども安心して競技できる。
館内には給気ユニットを設置するだけで、配管工事等の必要がないので、工期は短工期・少人数で完了。さらに通常のメンテナンスも、外側に設置した空調機本体だけなので容易。設置もメンテナンスも、館内に及ぼす影響が少ないため、体育館の使用に支障をきたすことなく行うことができる。工事は夏期、冬期の長期休業期間の期間中だけでなく容易に対処できる。
メーカーによると室温・湿度供に運転開始から約30分で快適なレベルに達したという、省資源・省電力にも貢献している。
▼詳細＝https://www.pmac.co.jp/products/freshcool.html
▼問合せ＝03・5473・7794
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2025年3月17日号掲載
