地震の規模を表すマグニチュードは9.0、最大震度は宮城県の震度7を記録した東日本大震災から14年。膨大な死者・行方不明者と未曽有の悲劇の記憶は、風化させてはいけない。被災した各地に震災遺構、震災伝承館等が設置され、また「語り部」の活動等が後世に記憶を伝える。
過去の経験から学ぶのと同時に、今できることは災害への備え。避難の際には大切な頭を守るため、ヘルメットや防災頭巾は必携にしなければならない。公立学校の耐震化率は99%だが、天井や高所の掲示物等の落下防止対策は不十分のためだ(2024年4月現在、文部科学省・耐震改修状況調査)。
たためばフラットなコンパクト構造
ワンタッチで開き、かぶって避難
安全衛生用品のミドリ安全㈱が長年のノウハウを活かし開発した防災折りたたみヘルメット「フラットメットキッズ」(3900円・税別)は、ワンタッチ操作で広げてかぶる、たためばコンパクトに収納。強靭なPP樹脂製で落下物等から頭を保護してくれる。学校や家庭での常備が増えているという。
フック付きの専用収納袋は机にかけて保管できる
重量390㌘でたためば4.2㌢の厚さで、A4対応ランドセルに収納できるサイズ。机にかけて保管もできる。ヘッドバンドを引いてサイズ調整でき、47㌢から57㌢までの頭囲に対応。耐用年数6年間だから卒業するまで備品になる。学校は間もなく新入生を迎える時期だが、多発する自然災害への備えと対策の怠りはないだろうか。
▼詳細=「フラットメットキッズ」でWebを検索。
https://ec.midori-anzen.com/shop/e/ea365_001/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2025年3月17日号掲載