避難時の合言葉「お(おさない) は(はしらない) し(しゃべらない) も(もどらない)」、又は「おか(かけない)しも」が定着している。狭い場所で走ったり押し合ったりすると危険だし、騒々しいと避難誘導の指示が聞き取れない。そして最も大切なのは絶対に「戻らない」こと、さらに物を手に持たないよう指導されることもある。混乱した場で起きがちな二次災害の発生を防ぐためだ。
標準的なセットの内容
日本コーインは必要最小限の水・食料、ブランケット、簡易トイレや保健衛生備品等を1人分ずつリュックにまとめた「防災セット」を学校向けに提案。セット内容は予算に合わせた希望で設計することができ、学校のオリジナルセットが作れる。
保管は意外に省スペース。標準的なセット【写真】は段ボール1箱(高さ33㌢、奥行42㌢、幅47㌢)に8セット入り。全校児童生徒400人の場合は50箱分なので、5段積み(高さ165㌢)で奥行84㌢、幅235㌢、たたみ1畳と少しのスペースがあれば収納できる。
内容物は1人分ずつセットしてリュックに入った状態で、すぐ配布できるので時間と手間が削減できる。さらにリュックなので避難途中に落とし物をして取りに戻る心配がないうえ、両手が空いて安全な行動ができる。
リュックの色は全6色
リュックのカラーは全部で6色、学年や方面ごとに色を変えることもできる。またオプションで校名などの名入れにも対応する。また標準の保存期間5年の他、7年のセット、アレルギー対応食品の用意もある。
▼詳細=https://kooin.jp
▼問合せ=055・243・0151
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2025年3月17日号掲載