学校の体育館や武道場等、広い空間を効率よく換気できる大型循環送風機「ビッグファンシリーズ」(㈱ナカトミ)は、熱中症や感染症の予防対策のために必要な場所に移動してすぐ使える備品として、多くの学校やPTAの卒業記念品に採用されている。
DCS-600C
BF-72ZS
熱中症は気温だけでなく湿度の影響が大きく対策が重要。高湿度では体表面から「汗が蒸発しにくい」ため。エアコンが設置されていない、大空間で空調効率が良くないなどで見過ごされてきた体育館等でも、窓や出入口等の2か所以上を開放し、空気の流れを考慮して同機を配置することで高温・湿気を排出できる。さらに羽根径は60㌢から最大125㌢まで4サイズが揃い、使用場所や用途に応じて風量、到達距離が選択できる。家庭用の単相100㌾電源で使用でき、電源コンセントがあれば取付工事などの準備は不要、キャスター付きでいつでもどこでも稼働。上下の仰角を調整できる。
学校向けに安全への配慮もしっかりしているため安心だ。サーマルプロテクター(復帰式加熱保護装置)付きモーターを使用しているので、異常発熱を感知すると自動的にモーターが停止する安心設計。運転中の異物差込み等による思わぬ事故を予防するため専用の安全ネットも、オプションで用意されている。
同社は今年3月、北海道の需要の高まりに対応するため小樽に物流倉庫を開設。
同シリーズには今年5月、自動首振り機能が備えられた「DCS-600C」及び、「BF-75ZS」が加わる。上下の角度だけでなく左右(90度)の組み合わせで、さらに広範囲への送風が可能になった。
「DCS-600C」はさらに、吹き出し口がトルネード構造のサーキュレーター送風で直進性を持ち、羽根径60㌢にもかかわらず送風は約20㍍先まで到達。DCモーターが採用されているため、微風から強風まで風量調整が無段階だ。
DCモーターで風量調整が無段階
トルネード状で風が20㍍先まで届く
▼詳細=https://www.nakatomi-sangyo.com/
▼問合せ=026・245・3105
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2025年3月17日号掲載