放射線の健康影響に関する情報を発信する目的で環境省が展開する「ぐぐるプロジェクト」が2月18日、今年度を締めくくる「ぐぐるプロジェクトフォーラム」をビッグパレットふくしま(郡山市)で開催した。
「自分ごと化から行動へ」がメッセージ
フォーラムは2部構成で、第1部は「ラジエーションカレッジ作品コンテスト」授賞式。放射線の健康影響全般について学んだことを表現するコンテストで、今年度は「キャッチコピー部門」「ショート動画部門」「グラフィックアーツ部門」の3つの部門で作品を募集。全国から61点・総勢80名が参加した。
審査の結果、キャッチコピー部門では齋藤旭希さん(日本大学芸術学部)、ショート動画部門ではレボレポさん(社会人)、グラフィックアーツ部門では西村香帆さん(同)が受賞した。
第2部は新たに今年度発足した「ふくしまメッセンジャーズ」のメンバーが登壇。福島在住・在勤の10~30代で構成されたグループで、医療創生大学の小野仁誠さんが活動を報告。どのような視点で情報発信するべきかをメンバーで考え、現在、中高生向けの絵本とポスターの作成を進めている。作品づくりではターゲットを中高生向けの内容にすることで、誰にでも分かりやすく伝えられることを重視したという。
パネルディスカッションでは、ふくしまメッセンジャーズのメンバーや、コンテスト受賞者の齋藤さん、西村さん、ふくしまメッセンジャーズのサポーターでタレントの箭内夢菜さん、新サポーターの高橋彩乃さんらが参加した。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2025年3月17日号掲載