全国養護教諭連絡協議会（全養連）の第30回研究協議会が2月14日、東京・虎ノ門のニッショーホールで開催され、全国の養護教諭ら1000人が参加。国立スポーツ科学センター・能瀬さやか氏の特別講演｢スポーツに取り組む｣、文部科学省健康教育調査官・川畑千種氏の基調講演｢これからの学校保健と養護教諭に求められるもの｣、フォーラム｢子供たちのウェルビーイングを高める養護教諭の取組｣が開催された。
川畑氏は養護教諭の役割を大きく｢健康診断｣、｢健康観察｣、｢疾病の管理と予防｣、｢健康相談及び保健指導｣の4カテゴリーに分類。特に｢健康観察｣については養護教諭等に限定されず担任や管理職等も加えた学校全体で行うことで複数が観察し、観察結果を記録整理し共有する事、そして身体的健康だけでなくメンタルヘルスの視点も含めること。養護教諭は他教職員に健康観察のポイントを助言、担任とは違う視点から補完できることが肝心だと強調した。
さらに心身の健康相談はSNS、オンラインの活用も含め児童生徒の立場に立ち様々なチャンネルの構築を求めた。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2025年3月17日号掲載
