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子供の見守りを具体的にアドバイス~登下校見守り活動ハンドブックを改訂~文科省

2024年10月21日

地域のスクールガードリーダー(SGL)やスクールガード(SG)の充実に力を入れている文部科学省は、2021年に小冊子「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」を作成。新たな知見を加えた改訂版を今年6月リニューアルし、Web上からダウンロードして利用できる。「見守り活動」の基本や見守りのポイント等マップを使って分かりやすく解説。PTAや町内会等のボランティア活動に活用できる。

文科省ハンドブック収録マップ

「学校安全体制の整備」事業として文科省は予算6億円、来年度は7億円を計上し、その内訳「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」に今年度3億3000万円、来年度は3億4600万円を予定。地域住民、PTA・保護者のボランティアを中心にSG、さらにSGL(有償)を養成・派遣するなどの事業を進めている。

同ハンドブックは地域の誰もが、無理なく日常の生活でできる範囲で子供や地域に目を向け、地域全体で子供の安全を守る環境づくりとすることが目的。「はじめに」では「見守り活動は学校を中心に、保護者やPTA、地域住民、行政、警察、民間企業、地域団体等が一致団結して、地域全体で取り組むことが重要」と述べている。

ハンドブックは全24ページ。「はじめに」に続いて「活動してみよう」では活動例、活動の心構え、始め方、持ち物、危険個所とチェックのポイント、活動にあたっての注意事項、子供の行動・特性に関する注意事項など具体的な活動に必要な説明が充実。

さらに「こんなときどうする」では、活動中に交通事故や犯罪・不審な行動に遭遇したら「自らの安全を確保し、すぐ110番通報」、危険個所や不審な行動を発見したら「学校・市町村に連絡・相談、緊急性が高いと判断したら警察に連絡」など記述。

緊急通報のポイントとして①身の安全を確保したうえでまず深呼吸し、②いつ・どこで・誰が・どんな被害か・自分が今いる場所・周囲の状況・(できれば)犯人や車の特徴・逃げた方向等を伝えるよう明記。

加えて「持続可能な活動」のため①無理をしない②(活動者同士の)コミュニケーションを大切に③いろいろな人を巻き込む④情報発信しモチベーションを向上などの提案と指摘をしている。

 

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年10月21日号掲載

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