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オーラルフレイルの認知へ~口内衛星の取組は早いほど効果的に~サンスター

2024年10月21日

平均寿命と健康寿命に関係することから、嚥下障害など口内の機能低下につながる「オーラルフレイル」の重要性が高まっている。サンスターの調査では最近4年間でオーラルフレイルの認知度は17%向上した一方で、実際の予防・対策に取り組んでいる人は21.4%に留まった。口内の衛生に関する意識づけは早いほど効果的だと言える。

オーラルフレイルとは、滑舌の低下や食べこぼし、飲食時にむせるなど、ささいな口の衰えをきっかけに口の機能が低下し、栄養不足や気持ちの落ち込みなどを引き起こす現象。悪化すると体力・筋力の低下を引き起こし、全身のフレイルにつながると言われている。

サンスターが今年7月、全国40歳~70歳の男女800人を対象に実施したインターネット調査の結果、オーラルフレイルの認知率は4年前の12.1%から29.0%に向上し、72.4%がオーラルフレイルの予防や対策に関心を持つ一方、実際に行動に移している人は21.4%だった。予防や対策をしない最も多かった理由は「何をしたらよいのかわからない」で72.0%だった。

また「自身はオーラルフレイルではない」と認識している人が81.5%だった反面、5つのチェック項目に基づくOF-5(オーラルフレイル自己評価)の判定で2項目以上当てはまった人は14.1%、オーラルフレイル予備軍も含めると全体で40,0%となり、40代でも3人に1人がオーラルフレイル、もしくはオーラルフレイル予備軍に該当した。

東京都健康長寿医療センター・平野浩彦医師

東京都健康長寿医療センター歯科口腔外科部長・平野浩彦氏は、60代では咀嚼の困難さ、70代以上では発音の問題が顕著に増加する傾向が見られ、年代ごとに自覚する口の機能低下は異なる。私たちが普段口にする食べ物は柔らかいものが多いため、「食べにくい」と感じた時点では、すでにオーラルフレイルがかなり進行している可能性がある。口の機能低下は自覚しにくいので、OF-5を活用して「具体的にどのような症状が口の機能低下を示すのか」を理解し、自分ごととして捉えることが、オーラルフレイルの早期発見と対策につながるとアドバイスしている。

 

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年10月21日号掲載

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