多発する風水害、地震等の災害発生時には地域住民の避難場所となるのが学校施設だが、特に体育館の避難所機能の強化が課題となっている。とりわけ高温多湿となる時期の空調(冷房)は重要だが、設置率は小中学校で約12%、高校は8%(2022年9月現在・文部科学省調査)で、9割以上に達している普通教室に比べ整備の遅れが際立っている。
家庭用100Vのコンセントがあればプラグを差し込むだけ、取付工事が不要で必要な場所に移動して活躍するスポットエアコンが注目される。㈱スイデンの新製品「SS-25EL-1」は高い冷房効率とスリム化を両立させた洗練された新モデルだ。
一般的なエアコンに使用される冷媒ガスの「R410A」は地球温暖化係数(GWP)2090に上るのに対し、同機は、GWPが約1/3相当の675になる「R32」を採用。地球への負荷を軽減させている。
さらに冷房のエネルギー消費効率(COP)は、同社の従来品に比べて約1.5倍(2.04から3.11)、製品の20%の軽量化(40㎏から32㎏)、設置面積を6%削減したコンパクト化などでスリム化が実現した。
その他、モーター周辺の空気が流入しない全閉モーターなのでホコリの多い場所でも使用でき、ドレン残量が目視できる半透明のミニドレンタンク、ホースを差し込んで直接排水できる便利な排水機能などを採用している。設置が簡単で必要に応じて移動し、どこでも使用できるので、管理・準備室や休憩所、救護所等での急速冷房に最も効果を発揮する。
▼詳細=https://www.suiden.com/product/ss25el1/
問合せ=0120・285・240
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年6月17日号掲載