成長期で購入時のサイズが大きく変わることがある中学・高校生の制服は、在学途中で買い直すこともあることから、傷みが比較的少ないものもある。近年はSDGsの観点から、卒業等で不要になった制服のリサイクル、アップサイクル等の催しも盛んだ。菅公学生服が中学・高校生の保護者を対象に実施した｢新入学時の制服購入状況｣についての結果では、｢家庭の洗濯機で洗える｣タイプを購入した家庭が全体で57.4％、高校生より中学生が多く59.3％に上った。調査は今年4月、全国の中学・高校1年生の入学時に制服を購入した保護者1800人を対象にインターネットを介して実施した。
購入した制服を家庭で洗濯できるか
家庭での洗濯が可能な制服を購入した保護者の抱く最も多かった不安は｢型崩れ｣（男子63.1％、女子65.3％）、｢生地が傷む｣（36.6％、43.6％）、｢縮み｣（35.8％、40.6％）、｢色落ち｣（30.9％、31.1％）、｢シワ｣（25.9％、31.3％）、｢乾くかどうか｣（15.5％、15.2％）などだった。
特に男子中学生では6割近くが｢家庭で洗える｣制服を購入していることは順当な結果だと思えるが、全体では24.6％で4分の1の保護者が｢わからない｣という回答だったことは予想外の結果だった。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年6月17日号掲載
