子供の近視の増加傾向が続いていることへの実効性ある対策に向け、産官学をあげて取り組む目的で「近視対策推進議員連盟」が昨年12月14日、参議院議員会館で設立総会を開催し、元厚労相・田村憲久衆院議員を会長に選出。規約、今後の活動方針当を承認した。
総会後には慶応大学名誉教授・坪田ラボ代表取締役の坪田一男氏が記念講演。一般に近視は深刻に受け止められていないが、「強度近視」は失明リスクとして緑内障や糖尿病などに続く第4位で、決して軽視してはいけないと強調。
近年の研究で野外活動時間が長い子供は近視発症率が抑制されることが報告され、野外にある特定の光(バイオレットライト)が目の血流改善に効果があり、近視予防につながると考えられると解説した。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年2月19日号掲載