気象予報士が選ぶ、昨年のお天気を締めくくるワードは「記録的猛暑」、「長すぎた残暑」、「世界的高温」など。(一財)日本気象協会が集計した結果だ。各地で年間猛暑日・真夏日の最多記録を更新。都心でも猛暑日22日、真夏日は64日連続で合計90日に及び、10・11月でも各地で夏日、真夏日が観測された。しかも高温は世界的で、国連・グテーレス事務総長の「地球沸騰化の時代が到来した」というコメントが象徴的だった。
エアコンの設置が進む学校では、小中学校普通教室の設置率は95・7%、体育館が15・3%(2022年9月現在)だが、熱中症対策としては体育、部活動や運動会はもちろん校外学習といった教室以外での活動での注意が大切だ。
タニタの黒球式熱中症指数計「熱中アラーム」(TT―562)は、熱中症の危険レベルを異なるアラーム音と数値で知らせてくれる。輻射熱を観測できる黒球式で、JIS B 7922「クラス2」準拠品。直射日光が当たる野外でも正確にWBGT値を測れるので、活動途中でも速やかに安全な対応がとれる。
三脚等に設置して据え置くだけでなく、約65グラムという携帯にも便利な軽量サイズで、首から下げられる他、衣服やバッグ等に取付けるなどで、外出先でも暑さの厳しさを常時チェックできる。
表示面にはWBGT値の他、周囲温度、湿度がデジタル表示。さらにWBGT値を元に「注意」、「警戒」、「厳重警戒」、「危険」という4区分・11段階で危険レベルを表示。各区分別に異なったアラーム音を発して警戒度合を知らせる。音量は「大」「小」で切り替えられ、消すこともできる。吊り下げ用のカラビナ、ネックストラップ、三脚取り付け用電池フタなどが付属する。
問合せ=03・3558・8111
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載