GIGAスクール構想による児童生徒の1人1台端末は3年目を迎え、配布普及の段階から充実の段階に入った。それと共にタブレット端末の破損・故障への対策が課題に浮上している。
破損原因の多くは、机の上からの落下であることが指摘されている。教科書、ノート類は大判化し、さらに筆記用具等の文房具が並ぶ机の甲板は窮屈になる一方だ。さらに教室内に響く大きな落下音で、授業中の集中力が妨げられるという教員からの苦労も聞く。
教室の机の甲板は新JIS規格(1999年改正)の場合、幅65センチメートル×奥行45センチメートル以上とされ、やや古いデータになるが2005年発行「学校用家具に関する調査研究」((社)文教施設協会)によると8割以上の机がこの基準に相当する。なお旧JIS規格では幅60センチメートル×奥行40センチメートルなので、広さはさらに17%以上狭い状態だ。
第一工業が昨年5月に発売した甲板拡張カバー「ひろがるぞ~」は、既存の教室用机の上からかぶせて取付けるだけで、甲板面積を約2割も拡張できるカバー。しかもカバー内側の縁凸部の形状によりネジ留めや工具が不要、簡単でスピーディーに取付けができる。さらに取付け・取外しが簡単だから、使用する場面や活動形態に合わせてカバーが着脱できるので応用範囲も広がる。
着席側の角はアール形状で安心・安全。差込み型の落下防止パーツが2個附属する。
甲板サイズに合わせて2タイプそろっている。KP―0020=W624ミリ×D482ミリ、KP―0021=W674ミリ×D534ミリ
商品紹介サイト「学校備品.com」=https://www.gakkoubihin.com
問合せ=第一工業(株)家具事業部℡053・435・6222
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載