カンコーはJEPLANと連携し、制服循環エコスクールプロジェクトを始動する。
JEPLANは回収衣料等から独自のケミカルリサイクル技術により分子レベルに分解して再生ポリエステル原料を生成。様々な業界と連携して全国に回収拠点を持ち衣料品回収の「BRING」に取り組んでいる。
カンコーもこれまでリサイクルやサスティナブルなものづくりに取り組んでおり、2社の連携により、制服・体操服を回収し、再生原料=BRING Materialとして制服・体操服作りに活かす。まずは、制服や体操服に採用している透けない素材「ミエンヌ」の原料に活用し、さらに適用製品を拡げる。
本取組に賛同を得た全国の中・高等学校とカンコーショップに回収ボックスを設置して制服・体操服等衣料を回収する。
学校に回収ボックスを設置することで、生徒が循環型社会の重要性を体験から学びに繋げてもらうことも目的としており、回収活動実績として証明書も発行する。また、本取組をきっかけとした循環型社会をテーマにしたセミナーや講演も行う。
JEPLANの岩元美智彦執行役員会長は「全国の学校に回収ボックスがあり、リサイクルすることを当たり前にし、循環型社会の模範国として世界に発信できるようにしたい」、カンコーの尾崎茂代表取締役社長は「これまで取り組んできたリサイクル活動にとどまらず、大きな循環型社会のための次のステップに踏み出す。全国の子供たちと共に新たな挑戦に向かいたい」と話した。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年12月4日号掲載