養護教諭の8割が「生徒の近視が増えたと感じる」と回答、6割が「近視進行による将来の眼疾患や失明リスクについて危機感を持っている」…ジョンソン・エンド・ジョンソン㈱ビジョンケアカンパニーが、全国の小・中・高校の養護教諭に実施したアンケート調査で明らかになった。
中・高校生と保護者を対象に同社が制作し学校に配布している「中学生・高校生のためのコンタクトレンズガイド」を申し込む際に記入。5~8月の期間で有効回答181人を集計した結果だ。
「近視進行による将来の眼疾患や失明リスク」は昨年の調査に続き2年連続で6割以上が「危機感を持っている」という結果が出た。また「学校でのデジタル端末の使用」について、7割以上が「使用環境への配慮を行っている」が、「健康上の指導ができている」は4割にとどまった。
「目の健康や近視について学校で十分な指導の機会があるか」の設問には、半数以上が「十分な指導の機会がない」と回答。高校では7割近くに上っているなど、多くの養護教諭が目の健康について十分な指導が出来ていないと感じていると思われる。
資料の詳細=https://acuvuevision.jp/goeyedoctor
スマートフォン、タブレットなどの使用時の注意点を同社は、次の通り注意喚起している。
照明も面倒がらずに調節しよう▼カーテンを使おう▼画面に反射防止フィルタを使おう▼30分に1回20秒以上は目を休ませて▼机・椅子の高さは会っているか確認しよう▼目の健康は正しい姿勢から
反射防止フィルタをうまく使おう▼部屋の照明(昼間/夜間)をチェック▼本や画面との距離は30㌢以上をキープ▼就寝前1時間はスマホの使用を控えよう▼使う時間の長さを意識しよう▼外で体を動かすことも目に健康につながる
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年10月16日号掲載