第64回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大(文部科学省、鳥取県教育委員会、公社・全国学校栄養士協議会他主催)が8月3・4日、鳥取県で開催される。開催地・鳥取県は日本海からとれる多様な魚介類、梨やらっきょうでも知られる食材が豊富で、学校給食の献立にも取入れられ2022年度の県産品の食材利用率は合計66%。果物89%、魚介類94%だった。毎年秋の県民の日は、県内一斉に梨を使った献立を味わっている。
開催地・鳥取県は近年は“まんが王国”で有名となった「名探偵コナン」や「ゲゲゲの鬼太郎」のふる里。それより早くから全国的に知られていた同県名産品が“二十世紀梨”。毎年9月12日の制定されている「とっとり県民の日」には、県内の学校給食は梨が統一食材に使用した、各地域・学校が献立に反映して提供されている。県の特産品や旬の県内産食材を使った献立を通して、地域を知り大切にする心を育むための行事食で、献立を通じて栄養教諭・学校栄養職員が食に関する指導を行っている。
昨年の県民の日も地域、学校や給食センターが魅力的な献立を提供。以下に一例を紹介する。
■鳥取市立河原学校給食センター=ご飯、牛乳、砂の宝石箱(砂丘らっきょうをハンバーグの中にちりばめた新メニュー)、星しいたけのみそ汁、とっとり白いサラダ、二十世紀梨ゼリー
■米子市立第二学校給食センター=星空舞ご飯、牛乳、境港サーモンの塩麹焼、ヨネギーズのごまマヨ和え、砂丘長いものとっトン汁、二十世紀梨
■伯耆町立学校給食センター=ご飯、牛乳、鳥取和牛のみそ炒め、らっきょうサラダ、とうふちくわのすまし汁、二十世紀梨