公立小中学校の普通教室のエアコン設置率は約95%、特別教室は63%(文科省調査、2022年9月現在)に上る。さらに室温を均等にして冷房効率を高めるために、サーキュレーターや扇風機等を併用し、エアコンから出る冷気を室内に拡散させることがポイント。冷えすぎ防止、省エネにもつながる。
扇風機に対してサーキュレーターの風は直進性が強く、遠くまで届く。教室の広い空間でも風を行き渡らせることができる性質を活かし、夏はクーラー、冬は暖房の吹き出し口や天井・床に風を当てることで、冷気や暖気を循環させ部屋の冷暖房効率を高めるような使い方が一般的だ。
「エアーサーキュレーター YAR―W302」(㈱山善)は、羽根径30㎝のビッグサイズで広い空間の送風や換気に大活躍するサーキュレーター。45畳まで対応の大風量。標準的な小中学校の普通教室の広さは約40畳なので、必要十分なパワーを備えている。
幅37×奥行30×高さ49・3㎝、重さ約4・2㎏。風量は3段階に切替えが可能。首振りの角度は左右60度、上下は手動3段階で最大約90度まで調節可能。同時に上下左右の首振りが可能なのでより広い範囲への送風ができる。リモコン付きなので高い位置に取り付けても風量調節やタイマーを使用することができ、分かりやすいシンプルなボタン配置で操作が簡単。羽根をはずして手入れしやすい設計だ。
湿度が高く降雨が続くこれからの季節は、廊下や階段、体育館の床が滑りやすくいつも以上に安全面の配慮が必要。湿気を素早く飛ばし乾燥させたい時にも、風が遠くまで届くサーキュレーターが活躍する。
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教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年6月19日号掲載