学校現場での取組が推進されている「令和の日本型学校教育」では、教科学習だけでなくあらゆる活動が、ICTを活用した実践に結び付くことが求められている。1人1台端末の実現がその土台になっている。
このような実情を踏まえ2022年6月改訂・公表された文部科学省「学校施設整備指針」(=指針、小学校)では「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方を推進する」観点から、学習指導要領が目指す教育の在り方を実現するための学校施設や設備の整備の指針を明記する。
例えば従来の、黒板に向かって全児童生徒が同方向を向いた一斉型授業のスタイルから、グループ学習やプレゼンテーションなどで場面に応じて柔軟にレイアウト変更できる教室風景を想定。書棚、物入、机・椅子などの学校家具にも、子供たちが健康で快適に活動できる環境が求められている。特に教室用机のサイズには、次のような配慮が記述されている。
「情報端末を活用した学習の円滑な実施に対応するため、教室用机については、情報端末化や教科書、ノート等の教材・教具を常時活用できる大きさのものを導入することが重要である」。1人1台端末のタブレットPCを、ノートや資料、文房具と共に従来サイズの机で使用することで発生が予想される落下事故を防ぐことが目的だ。
第一工業が今年4月末発売する甲板拡張カバー「ひろがるぞ~」は、既存の教室用机の上からかぶせて取付けるだけで、甲板面積を約2割も拡張できるカバー。しかもカバー内側の縁凸部の形状により、ねじ留めや工具が不要、簡単でスピーディーに取付けができる。さらに取付け・取外しが簡単だから、使用する場面や活動形態に合わせたカバー着脱ができるので応用範囲も広がる。
着席側の角はアール形状で安心・安全。差込み型の落下防止パーツが付属する。既存の甲板に合わせて2サイズそろっている。
YouTube URL=https://youtu.be/VdtrKYEzK5o
問合せ=第一工業㈱家具事業部℡053・435・6222
https://www.daiichikogyo.co.jp
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年4月17日