菜の花、セリ、春菊、小松菜、ブロッコリー、いちご、柑橘類、にしん、ぶり、しじみ、蛤。子ぎつねごはん、大豆ご飯、春待ち汁、肉豆腐、ガトーショコラ
2月の行事は節分に始まり初午、聖バレンタインデー、ビスケットの日など。生活習慣病予防月間でもあり、今年のテーマは「一(いち)無(む):無煙・禁煙」だそうです。学校で行われる節分行事はクラス毎に追い出したい鬼の発表後、豆まきをしたり、豆つかみゲーム等を実施したりすることが多いようです。以下、2月に配布していたお便りを紹介しましょう。
〈今日は立春〉今日は立春です。暦の上では春なのですが、まだまだ寒くてとても春とは言えませんね。立春にちなんだ春待ち献立にしました。春の香りがする混ぜご飯と「春菊」の胡麻和え、「いちご」を添えました。
〈今日は初午/子ぎつねごはん〉今年はウサギ年ですね。干支は今でも暮らしの中に残っています。さて2月初めの午の日を「初午」といって、この日は稲荷神社のお祭りです。お稲荷さんのお使い役はキツネで、油揚げが大好物なのでこの日は油揚げをお供えするようになりました。
〈箸にも棒にもかからない〉今日はことわざの話です。このことわざの意味は、細い箸や太い棒を使っても、どうしても引っかからない、つまり頑張ってもどうにもならないことを指します。役に立たない人に対して使うこともあります。箸は上手に使って、人の役に立つように毎日働くことができる人になりたいですね。
〈8日は針供養〉今では家で針仕事をする人も少なくなりましたが、針供養はお裁縫に使う縫い針が折れたものを集めて供養して神社におさめる行事です。縫い針は普段、布などかたいものをさすので、この日はお豆腐やこんにゃくさして休ませてあげるのです。そしてお裁縫が上手になるようお祈りしたそうです。昔の人はものを大事に、感謝する気持ちを大切にしてきたのですね。皆さんは毎日使う勉強道具を、大事に感謝して使っていますか。今日は、針供養にちなんでお豆腐のステーキです。
〈メタボの芽は小学生から〉保健だよりにも載っていましたが、今月は生活習慣病予防月間です。普段の生活習慣から起こる病気を生活習慣病といいますが、メタボリックシンドロームもその一つです。どんなことかというと、内臓に脂肪がたまり血管などや心臓に悪い影響が出て、大きな病気を引き起こす状態のことです。子供には関係ないと思うかもしれませんが、子供にも表れ始めていますし、今のうちから気を付けていないといけないのです。めやすはウエストのサイズを測って判断しますが、子供の場合は難しいので、メタボかどうかより、ならないように気をつけることが大事です。まず3度の食事をきちんとる、特に野菜と食物繊維の多いものをたくさん食べること。次にまめに体を動かすなど運動をすること。そして、早く寝て睡眠を十分とることです。この3つから始めてみましょう。
【著者】大留光子=元栄養教諭、現在は順天堂大学・武蔵野専門学校講師
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年2月20日号掲載