学校給食の調理場は衛生管理と労働環境の改善の面から、文部科学省は乾式(ドライシステム)導入を推奨。しかしその普及率は、共同調理場は約53%で過半数だが単独調理場は32%で3分の1程度(文科省・2020年)。多湿式(ウエットシステム)による調理場ではもちろんドライシステム導入の調理場でも、水や油分で汚れや床での作業には、常にスリップへの注意が欠かせない。
給食調理場など、滑りやすい職場を想定して、ミドリ安全㈱が開発したのが「滑りにくい靴」ハイグリップシリーズで、累積4000万足以上の実績を持つ。安全靴の販売からスタートした同社は今年で70周年。蓄積した安全靴のノウハウを活かし、開発したのがハイグリップシリーズだ。
水や油などで滑りやすい床での作業や、足もとが不安定になる清掃作業などに「ハイグリップソール」が威力を発揮。スリップを起こしにくい新開発の底型意匠で、滑りやすい足もとをしっかりサポート、ノンマーキングなので床を汚す心配もない。サイズは20㎝から最大31㎝まで。形状もスリッポンタイプ・スニーカータイプ・長靴タイプ・ローファータイプなどから選ぶことができる。
写真のNHF―600は高反発クッションを採用、長時間立ちっぱなしの仕事の疲れを軽減する効果もある。重い食缶等の落下物からつま先を守る樹脂先芯搭載。同シリーズの他、粉の付着した床をグリップする、コナグリップの靴も発売中。
▼ハイグリップ耐活性実験動画=https://www.youtube.com/watch?v=cgvaLGGOurE
▼詳細=https://ec.midori-anzen.com/shop/e/ea190_001=p2/
▼問合わせ=0120・310・355
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年11月21日号掲載