2023年度から本格的な「運動部活動の地域連携や地域スポーツクラブ活動移行」のため、スポーツ庁は2023年度概算要求で大幅な予算拡充を求め、「地域スポーツクラブ活動体制整備事業等」に81億7718万円(前年度4億3742万円)、「中学校における部活動指導員の配置支援事業」に20億1600万円(10億8000万円)を計上した。
事業内容は「コーディネーター配置支援等体制整備」(都道府県・区市町村で関係者との連絡調整・指導助言等を行う総括コーディネーターや中学校との連絡調整や指導者の派遣・管理を行うコーディネーターの配置)、「運営団体・実施主体の整備充実」(地域スポーツクラブ活動の運営団体・実施主体の整備充実のため、持続可能な運営に向けた体制整備を支援)、「指導者配置支援等体制整備等」(指導者の配置、広域的な人材バンク設置、指導者養成講習会や資格制度の改革などを行う)、「参加費用負担の支援」(経済的困窮家庭を対象に、地域移行で新たな会費等を支援)。
「中学校における部活動指導員の配置支援」は1万8000人を充当。拠点校等に部活動指導員を配置し、指導や大会引率を教員に代わって担うことで、生徒のニーズに応える充実した活動を提供する。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年9月19日号掲載