東京・品川区の青稜中学校(青田泰明校長)は野菜のアップサイクル(廃材に付加価値をつけ販売すること)をテーマにしたSDGsの第2回の特別授業を5月30日開催。前回の授業で選ばれたきのこの石づき、昆布の根本、大根の葉を使った商品のアイデアを出し合った。食品宅配サービスのオイシックス・ラ・大地㈱が開講、同校2・3年生の有志50人が参加した。
日本料理店「傳」の長谷川在裕シェフが講師に登壇。生徒が宿題で考えてきた食材のアップリサイクルのグループ討議に加わって、アイデアを議論した。各グループのプレゼンを経て、投票によって選ばれたのは「きのこの石づきと豆腐を使ったハンバーグ」「昆布の根元を練りこんだそうめん」「大根の葉を使った蒸しパン」の3品。
次回の授業は6月27日。選ばれた3品を試食し、どう改良するかの議論と、パッケージデザイン案の投票が行われる。さらに今後マーケティング等も考え、10月頃の実販売を目指すという。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年6月20日号掲載