福知山市は6月6日、パナソニックホールディングス㈱マニュファクチャリングイノベーション本部、パナソニックプロダクションエンジニアリング㈱(以下、パナソニックグループ)と、福知山市立小中学校(23校)の学校給食食器の開発を通して、SDGsの取組推進と資源循環型社会の構築を目指す連携協定を締結。同グループが開発した植物繊維を高濃度で複合する最先端技術により、小中学校の学校給食で使用する食器の改良を行う。
更に福知山市内の森林の間伐材を食器の原材料に使用することで、小中学校児童生徒の環境問題への理解、地域資源の魅力再発見などにつなげることを期待する。
大橋一夫福知山市長は協定締結にあたり以下のようにコメントした。「毎日の給食の時間に児童生徒が手に取る食器に地元産の間伐材が使用されていることは、小中学生にとって、適切に管理された森林がCO2を吸収・固定化することにより地球温暖化を防止したり、水源をかん養するなど多面的機能を持つことを理解する教育的意義、郷土愛醸成の観点から重要だと考えます」。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年6月20日号掲載