日本最大級を誇るデジタル教育施設「REDEE」(大阪府吹田市)は高校生や専門学校生の校外学習として、新メニュー「eスポーツ職業体験」を5月に開始した。
昨年末発表された男子高校生のなりたい職業(LINE調べ)の第3位に「システムエンジニア・プログラマー」、第5位には「ゲーム業界の仕事」がランクイン。一方でなりたい職業が決まっていない・わからない」とする回答は全体の18%だった。REDEEは「eスポーツイベントディレクター」「イベント企画者」「eスポーツキャスター」といった、新しい時代の職業について学べる施設であり、この「eスポーツ職業体験」プログラムで将来の就業イメージを持ち、職業を考えるきっかけを得られることが期待される。
4月15日には、神戸電子専門学校の新入生がトライアル体験を行った。4時間にわたり、施設見学、VRやドローンなどの各種コンテンツ体験、配信ルームやオペルームの見学や操作体験、イベントを見学した上で、技術スタッフとの座談会などを行った。座談会では、技術スタッフがeスポーツでどのようなことをやっているか、気をつけている点や苦労する点などを紹介した。
職業について、またイベントディレクターになるための必要スキルについてのセミナーも実施。さらに模擬対戦会の実況体験といったイベント運営体験も行われた。「現役の方から‘生の現場’のことを聞く貴重な機会」と、学生・教員共に好評な体験会となった。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年6月20日号掲載