横浜市の中学生が地震・風水害などの自然災害について学び、安全や財産を守る行動がとれるよう、生徒全員に教材配布を行う「はまっ子防災プロジェクト」。9月1日「防災の日」を中心にアニメやマップ等の教材が、学校を通じて市内の中学1年生徒全員(2万6000人)に配布される他、各区役所、公的施設等に設置される。
横浜市(市教育委員会、横浜市消防局等)が教材の監修や配布などで協力、防災関連製品の製造販売を手がける㈱ペガサスが教材の制作で提携。官民協働プロジェクトとして注目される。
配布される教材の内容はアニメ(被災から避難までをリアルに映像化)、防災ガイド(横浜に起きる災害に特化、自分事として考え学ぶための冊子)、ハザードマップ(市内全18区の被災予測エリア、避難所・給水所等の情報などが1枚に)、防災ボックス(避難所にあまり準備されない、自分や家族のための専用備品を収納)、防災ライト(わずかな水で点灯し3日間連続使用できるマグネシウムLEDライト)。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年3月21日号掲載