鰆、しじみ、ウド、三つ葉、菜の花、いちご、でこぽん/潮汁、桃ゼリー、ぼたもち、山菜ごはん
「えらんでランチ」の日のための、注文用の掲示物
3月は、ひな祭り、春分の日、卒業式。6年生とのお別れ行事、卒業を祝う会等が催されます。給食ではリクエスト給食など、児童が喜ぶ献立が目白押しとなります。さてロシア・ウクライナの現状を見るたび、毎年「3・10東京平和の日」に戦争中の食事を想起される給食を実施していたことを思い出します。今月は、お便りポストも紹介します。
〈東京平和の日/芋粥〉戦争をしていた日本は相手の国からたくさんの爆弾を落とされ、東京の下町は一面の焼け野原となり、10万人もの尊い命が失われました。戦争では命を奪われ生活も苦しくなり、食べものがどんどんなくなります。今日の給食は、戦争中に食べられていたもの。もっと粗末だったそうです。食べものの大切さと平和である幸せを感じてもらえると嬉しいです。
〈ひな祭り/ひなずし〉昔のひな祭りは手作りのひな人形を川に流す「流しびな」でした。今日は、お盆の上におひなさまが並びました。
〈給食ノートから(4年女子)〉うちにはおひなさまがないので、かわいいおひなさまだから食べるのがもったいなかったです。担任の先生が、これを作るのはとても大変だったと思うよ、シェフのみなさんに感謝して食べようねと言っていました。私もそう思います。おいしかったです、ありがとうございました。(栄養士の返事)わが家にもお雛様はありません。そんな話をしたら、シェフが折り紙でお雛様を、次の日は切り絵も作ってきてくれました。そこで、給食でおひなずしを作ることになったのです。給食室前のシェフが作った切り絵雛、もう見てくれたかな。
〈えらんでランチ/お祝いランチ=お赤飯・ブリの照り焼き他、お彼岸ランチ=ぼたもち・鮭の塩焼き他〉みんなはどれを選んだかな?結果はお彼岸ランチ194人、お祝いランチ113人でした。今朝のおたよりポストには今年最高25枚のお便りが届いて嬉しくなりました。いくつか紹介しましょう。「いつもおいしい給食ありがとうございます。ぼくはきらいなものがたくさんあります。だけれど学校の給食は食べられます。自分でも不思議なくらいです。4年」「チヂミがおいしかったです。毎日給食を作ってくれてありがとうございます。1年」「私は魚が嫌いだけど、ひと口は必ず食べます。2年」「『この作り方を教えてほしい』と思ったこといっぱいあります。今度教えて下さい。3年」「ぼくは5年間給食を残したことがありません。これからもおいしい給食たのみます。5年」「いつもありがとうございます。一日一日違う料理が出て、とてもおいしいですよ。またよろしくお願いします。5年」
【著者】大留光子＝元栄養教諭、現在は順天堂大学・武蔵野専門学校講師
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年3月21日号掲載
