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「セコム子ども安全教室教材」小学生以下を対象に学校や教育施設に無償提供

2022年3月21日

子供の防犯意識を養うDVDや教本・パンフレットがセット

左から指導教本、DVD、パンフレット3種

学校の登下校や子供一人での留守番、外出など保護者や身近な大人の目が届かないところで、子供が犯罪や事故に巻き込まれる事件が後を絶たない。交通安全等の安全指導は学校で定期的に行われているが、繰り返し体で覚えることがとっさの時の行動につながるポイントだとされる。

セキュリティのプロであるセコムが、専門家ならではの安全・安心のためのノウハウをもとに作成した「セコム子ども安全教室　教材」を、Webを通じて無償提供。同社が出前授業で実施していた安全教室だったが、外部の担当者を招かずいつでも開催できるため、希望が増えているという。

教材は「DVD」、「指導教本」、「パンフレット」で構成。出前授業などによる経験から同社が編成した。子供たちが高い防犯意識を養うことを目的に次の5つのテーマで収録されている。

テーマ=「知らない人に声をかけられたとき」、「危ないときに助けを求める方法」、「外に出かけるときの約束」、「一人で留守番するとき」、「安全にインターネットを使うために」

各テーマの講義時間は約15分間。実際のシチュエーションをイメージしやすい映像とディスカッション、まとめなどの構成で、低学年向け、高学年向けを用意。低学年向けは、平仮名表記でクイズ形式を盛り込んだ内容。高学年向けは、実際の場面を想定して自ら対応を考えさせる内容。文部科学省の「土曜学習応援団」認定教材。

例題【「一人で留守番するとき」編】から

「一人で留守番するとき」編は子供が不意の訪問者などの突発的事態に行動するべきポイントを伝え考えさせる内容。「宅急便の荷物が届いて、インターホンが鳴りました。どうしましょうか?一緒に考えてみましょう」と問いかけた後、留守番のルールを確認し合う。

昨年7月から教材提供を開始以降、幼・保育園や小学校をはじめ放課後児童クラブや児童館、子供会などからも問い合わせが増えているという。セコム担当者は「指導教本をもとに都合の良い時に質の高い安全教育を行っていただけるため、コロナ禍で部外者の立入りを気にしている学校・教育施設などでもぜひ活用いただきたい」と話す。