“ごま”が主人公の食育動画『ぼく だれだとおもう?』が先ごろ、映像文化製作者連盟による「映文連アワード2021」で文部科学大臣賞を受賞した。5分間のアニメーション動画で、ごまを中心とした食品メーカーの㈱真誠が創業60周年記念の一環として制作したもの。動画は同社60周年特別サイトや2月からYouTubeで公開している。
物語はごまの「ぼく」の目線で、自分が誰なのかを問いかけながら展開する。視聴者は見るだけでなく、「食」について考えながら理解を深めることができる動画。「ごま(食べ物)の歴史」や「人々の交流」を通して、健康的な食事が子供たちの明るい未来や家族の笑顔につながるという願いが込められている。動画を通して、小さなごま一粒には、おいしさや自然の栄養が凝縮されていることを伝えたいという思いが評価された。
シンプルで独特の力の抜けたゆるりとした線のイラストが人気のイラストレーター・ナガキパーマ氏が担当。登場する人物、動物は子供たちが親しめるキャラクター。
同社は岐阜・関ケ原にごまの情報を発信する健康テーマ館「胡麻の郷」を運営する他、文科省のスーパー食育スクールや愛知県の「あいち野菜でつながるプロジェクト」との連携など、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。
胡麻の郷:0584・43・0073
https://www.shinsei-ip.ne.jp/goma/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年2月21日号掲載