日本豆乳協会(藤村公苗会長)は毎年10月から12月にかけ、植物性たんぱく質摂取の大切さや豆乳・大豆製品の栄養効果等の知識を広めるため、高等学校で行う出前授業「豆乳食育移動教室」や「スポーツ×豆乳キャンペーン」を実施している。また10月12日を「豆乳の日」に制定、広く一般にも豆乳普及でアピールしている。
同協会が昨年、キャンペーンに参加した全国の高校生を対象に行ったアンケート調査(有効回収数19校、約1万人)では、全体の80%が「豆乳の摂取経験」があり、豆乳を「よく飲む」「たまに飲む」という回答が前回の2020年より10ポイント増加した。さらに53%の家庭が、豆乳を「いつも購入している」、「家にある」と回答した。
生徒の約85%が「今後も飲みたい」と回答、前回の75・5%より10イント上昇した。豆乳をそのまま摂取するばかりでなく「豆乳鍋」や「スイーツやデザート」の材料として飲食していることが分かった。
同キャンペーンは全国のスポーツ強化校を対象に、豆乳を通した体力づくり向上を目的に、希望する学校に豆乳を寄贈するもので、昨年は19校・約1万4400本を贈った。同協会によると日本人の豆乳摂取量は一人当たり年間3・4リットル(2020年)、総生産量は43万キロリットル(同)。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年2月21日号掲載