「生涯を通じて、心豊かにたくましく生きる力を育む健康教育の推進~自他の健康で安全な生活の実現に向けて、主体的に取り組むことができる子供の育成」を主題に、令和3年度全国学校保健・安全研究大会が10月28・29日、岡山県を会場にWeb開催された。文部科学省、岡山県教育委員会、(公財)日本学校保健会等が主催。初日は全体会で、学校保健・学校安全功労者等の文科大臣表彰、記念講演、2日目は10分科会が行われ、全てがライブ配信された。
文部科学戦略官・三谷卓也氏代読による末松信介・文科大臣挨拶は、新型コロナウイルス感染症拡大防止への学校現場の努力を感謝すると共に「引き続いて三密回避等の基本的な対策の徹底をお願いする」と述べた。続いて日本学校保健会・中川俊男会長は「学校等欠席者・感染症情報システム」の活用を呼び掛けた。
今年度の文科大臣表彰は228人・団体。内訳は学校医65人、学校歯科医48人、学校薬剤師30人、校長5人、養護教諭6人、学校保健(学校)20校、学校安全1人、学校安全(学校)26校、学校安全ボランティア27団体。記念講演は昭和大学医学部客員教授・二木芳人氏が新型コロナウイルス感染症の現状と今後を見据えた対策について語った【2面に続く】。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年11月22日号掲載