学校の感染症予防には手洗い・うがいと共に、こまめな窓開けによる換気が基本。窓と教室入り口等の対角線上2方向の開放が有効だが、サーキュレーターや扇風機を活用し空気を循環させればより効果的だ。
「エアーサーキュレータ―YAR―W30」(㈱山善)は、大風量を生み出す羽根径30㎝の大型ファンで、45畳まで対応する風量。約8m×8mでたたみ約40畳の平均的な教室サイズの空間には余裕の送風能力だ。風量は3段階調節、上下90度・左右60度に角度まで調整できるうえ、自動首振り機能があるので教室全体に空気を循環させることができる。ワイヤレスフルリモコンで据え置きにも対応する。
エアコン使用時には教室の角に設置し、解放した窓や出入り口に向けて送風すれば、外気との換気が効果的。冷気の吹き出し口や下降する床付近に向ければ、冷気を循環させて教室内の気温のムラを解消できる。
サーキュレーターも扇風機も回転するファンで送風する。広い範囲に風を送ることに適したのは扇風機、サーキュレーターはより遠くまで直線的に風を送る機能では有利とされる。より良い学習環境のため用途に応じて使い分ける必要がある。
問合せ=03・5579・6678
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年10月18日号掲載