文部科学省は先ごろ、令和3年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。5月27日調査の集計で、新型コロナウイルス感染症による学校の臨時休業の影響が注目された。結果の平均正答率を前回(令和元年度)と比較すると、小学校では国語・算数とも向上、中学校では国語を中心にやや低下がみられた。
分析では中学校・国語の場合、「文章に表れているものの見方や考え方を捉え、自分の考えをもつこと」「相手や場に応じて敬語を適切に使うこと」等の課題を指摘。
休業期間は小中学校共に「50日以上60日未満」が最多。家庭学習には「学校作成のプリント等の配布」が小中学校の約80%、「教育委員会作成の問題集等の配布」は約25%、「同時双方向型オンライン指導を通じた学習」は約5%だった。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年9月20日号掲載