コロナ禍で内容の見直しや簡素化、参加者を限定するなどの影響をうけている多くの学校行事。特に密になりやすい体育館での卒業式・入学式等は、多くの学校で細心の注意と最大の準備のもと、実施された。
体育館は学校のセレモニー会場であると同時に、災害時には地域の避難場所になる。文部科学省調査によると、公立小中学校等の学校施設の9割以上が災害時の避難所に指定されている(令和2年5月現在)。冷房設備の完備が不十分な点が指摘される一方、暖房設備の充実も重要だ。
大空間であるうえ天井が高い体育館は、暖房効率が下がることは避けられない。そこで活躍するのがジェットヒーターだ。温風で広範囲をスピーディーに暖めることができる、業務用の高出力暖房器具。特別な工事を必要とせず、冷え切った体育館を素早く暖められる。卒業記念の寄贈品としても、日常的に役立つ備品になることだろう。
オリオン機械㈱の「ジェットヒーターBRITE(ブライト)」は現在9モデルを提供。「Kagayaki」は暖かさ、運転音の静かさ、着火の速さで優れ、学校の体育館には最適な製品だ。反射板付きの前面加温タイプ「GHR240A1―R」は、熱伝導率が高い新型の赤熱筒を使い前面に暖かさを集中。上位クラスのヒーターの暖かさを体感できる。
灯油消費量は従来品より25%削減。熱出力は18・2~9・1kw。運転音50㎐で48㏈と、静かな公園にいるのと同じレベルにまで押さえ、式典で使用しても運転音は気にならない。着火は8秒という速さで、従来機より4割のフットスペースカットのコンパクトなデザインにより、設置の自由度が向上した。
キャスター付きで移動も容易にできる。灯油消費量は1時間あたり1・87リットル~0・97リットル。運転開始から標準運転で室温により3つの運転モードに自動で切り替わる「エコ運転モード」が作動する。暖かさを持続しつつ灯油代の節約が可能だ。
三密を回避するためこまめな換気を推奨されている。入れ替わった外気で冷えてしまった室温も「Kagayaki」は威力を発揮。全周4面加温タイプ「GHR240A1―G」は暖かさが従来機より約10%パワーアップしており、より早く暖めることができる。さらに、安全・安心の備品グッズ「学校向けセット」も充実している。
その他、広範囲を暖める「自動首振り機能」付きモデル、収納場所を取らない「段積み収納」が可能なモデルなど、バリエーション豊富なラインナップ。
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教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年8月16日号掲載