文部科学省は今年「熱中症警戒アラート」の正式運用を開始。「学校における熱中症対策ガイドライン」の作成を奨励している。同アラートの判断基準は「暑さ指数」(WBGT=湿球黒球温度)で、気温だけでなく湿度、日射量の3要素から算出されるもの。
熱中症対策として、室内の空気を循環させることで室温・湿度の管理ができる大型循環送風機は特に体育館等の広い空間での使用に力を発揮。また昨年からは感染症対策としてこまめな換気が求められ、窓や出入り口を常時開放、または30分に1度の開放が必要とされる(文科省・衛生管理マニュアル)。
熱中症対策ばかりでなく感染症対策にも有効な大型循環送風機の出番は、夏期限定ではない。卒業記念としても年間を通じて有効に活用してもらえそうだ。
家庭用電源がある場所なら特別な設置工事が不要でいつでも使える「ビッグファン シリーズ」(㈱ナカトミ)は、使用する場所や目的に応じて4種類のファンサイズから選べる。60㎝から75㎝、100㎝、125㎝まであり、いずれもキャスター付きで移動が容易、上下方向の角度が調整可能(125㎝を除く)。体育館等の広い空間では複数台をコーナーに配置、出入り口や窓に向けて室内の空気を循環させる使用例を見かける。
理科室・家庭科室等の特別教室に勧めたいのが、ファンサイズがコンパクトな45㎝5枚羽根の優しい送風のスタンド収納扇「FSS―45F」や、電源不要の充電ファンフロア式「DC―45AF」。
机や棚やガス台など多くの家具が並ぶ特別教室では、コンパクトで重ねられる「FSS―45F」の収納しやすさが喜ばれる。畳んだスタンドはワンタッチで自立。風量は3段階、上下方向は4段階に調節できる。また充電式でコード不要の「DC―45AF」なら、床のコードに足を絡めて転倒する心配がないため、薬品や刃物を使う授業でも安全だ。電源はAC、DCの2WAYで、バッテリー使用時は最大8時間まで可能。
目的、予算に応じて選べる様々なタイプのナカトミの大型送風機。卒業記念品として検討してはどうだろうか。
▼詳細=https://www.nakatomi-sangyo.com/
問合せ=026・245・3105
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年8月16日号掲載