「こころの様子」について子供たちに聞いたところ、「コロナのことを考えるとイヤだ」が42%に上った…国立研究開発法人国立成育医療研究センター(NCCHD)は今年2~3月に行った「第5回 コロナ×こどもアンケート」調査の結果を5月末公表。小~高校までの子供約500人の回答を集計したもの。
結果は他に「すぐにイライラしてしまう」(37%)、「さいきん集中できない」(32%)、「寝つけない・よる目が覚める」(24%)、「いやな夢・悪夢をよくみる」(22%)、「自分や家族を傷つけてしまう」(20%)、「ひとりぼっちだと感じる」(16%)。
コロナ禍の学校等への影響では、「学校に行きたい」気持ちが「増えた」子供より「減った」子供が多く40%に上った。「楽しいと思うこと」について、「増えた」子供より「減った」子供は約2倍で44%だった。「先生や大人への話しかけ・相談しやすさ」は「増えた」子より「減ったこ」子供が約3倍以上51%に上った。「勉強の大変さ」は「減った」より「増えた」が上回って41%、うち「とても増えた」は18%だった。
調査の結果、ストレスを抱えた子供が約4割に上った。「ストレスを感じたとき(いやなことがあったりイライラしたりしたとき)あなたはどんなことをして気持ちを楽にしていますか」と尋ねたところ、集まった回答を集計分類し「こどもが考えた 気持ちを楽にする23のくふう」にまとめた。
そのベスト10は左の表の通り。11番以降は「物で発さんする」、「リラックスする」、「ねる ふとんにくるまる」、「だきしめる あまえる」、「外出する 場所をかえる」、「考える」、「考えない」、「すきな何かに打ちこむ」、「食べる 料理をする」、「泣く わらう」、「自然にふれる」など。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年7月19日号掲載