屋内でも発生する熱中症への対策として、水分補給だけでなくサーキュレーターや扇風機等での換気と空気循環による室温管理が重要。同じように考えられるサーキュレーターと扇風機だが、両者の特性を知り使い分けることが望ましい。
特にサーキュレーターは、扇風機に比べより遠くまでの送風に優れているため、エアコンと併用することで広く効果的な室温管理ができる。重い冷気は足元近く、暖気は軽いので高い位置にたまりやすいという空気の特性から、サーキュレーターは送風角度を工夫することがポイント。さらに送風は直線的なので、人に直接当てるより壁・天井等に当たって反射・拡散するように位置を調整することも重要だ。
「エアーサーキュレータ-YAR-W30」(㈱山善)は、大風量を生み出す羽根径30㎝の大型ファン。約8m×8mでたたみ約40畳の平均的な教室サイズの空間には余裕の、45畳まで対応する風量だ。風量は3段階調節、上下90度・左右60度の角度まで調整できるうえ、自動首振り機能があるので教室全体に空気を循環させ、行きわたらすことができる。ワイヤレスフルリモコンで据え置きにも対応する。
問合せ=03・5579・6678
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年7月19日号掲載